【ご報告】4/23第32回働学研の成果報告

国際文化政策研究教育学会会員各位

平素より大変お世話になっております。国際文化政策研究教育学会(ICPA)事務局でございます。
以下、4月23日に開催されました十名先生の第32回働学研の成果報告を共有いたします。

【以下転送】
皆様

 昨日(4/23)、働学研の第32回月例会が開催され、3時間余(14時前~17時過ぎ)にわたり熱い議論が交わされました。
 ご参加いただきました下記20名には、お礼申し上げます
 (敬称略:井手、井本、岩田、太田、大松、小野、片山、聴涛、木林、熊坂、澤、田中、程、中谷、濱、堀、藤岡、横田、十名、他1)

 第32回働学研は、2部編成で各3本ずつ計6本の発表がありました。
 第1部 危機の時代における住民統治&リーダー論&勤勉論   (司会:濱)
 第2部 持続可能な産業・地域・人材づくり&市民と行政の協働 (司会:太田)

 6本の作品は、いずれも興味深く、さらに口頭発表は資料をも凌駕する迫力がありました。
 それに誘われて、実に味わい深い、本質に迫る議論がなされたと感じています。

 4/23第32回働学研プログラム
 (司会:太田・濱・十名、画面:澤 & 発表・議論各15分:計30分/本)

 第1部 危機の時代における住民統治&リーダー論&勤勉論(司会:濱)
  大松美樹雄:「新型コロナパンデミックとヘルスケア態勢・住民ガバナンス」
  井手芳美 :「激変する時代に本当に必要なリーダー論、フォロワー論」
  堀 隆一 :「サミュエル・スマイルズ著『自助論』の勤勉論」

 第2部 持続可能な産業・地域・人材づくり&市民と行政の協働(司会:太田)
  片山勝己 :「書評 島内高太[2020.3]『企業内訓練校の教育システム』晃洋書房」
  熊坂敏彦 :「出版企画 循環型地場産業の創造 ―持続可能な地域・産業づくりに向けて」
  濱 真理 :「出版企画 市民と行政の協働 ―ゴミ紛争から考える地域創造への視座」

 それぞれの発表と議論については、<付記 発表&議論のポイント>をご覧ください。
 なお、次回は5/21第33回働学研です。次々回の6/18第34回働学研も含め、皆さんの発表申込、お待ちしています。
 十名(tona@iris.eonet.ne.jp)までお知らせください。

 すでに発表申込もいくつか届いています。5/21第33回では堀さん。6/18第34回では小林さん、堀さん、中野健一さん。
 なお、抜けているかもしれません。その際は、お知らせください。
 どうかよろしくお願いします。くれぐれもお大事に。

十名 直喜

<付記 発表&議論のポイント>

 大松さんの発表は、コロナ禍に直面する医療現場の諸問題にヘルスケアの視点から鋭く切り込む。
 医療崩壊現象が広がる一方で、自治体、医療機関、医療従事者、住民の地域連携による先駆的事例にも注目。
 それらをふまえ、住民統治のあり方を提言した労作。
 理念、現場、政策にまたがる全体像とシステムの設計・図式化を、さらに博論へ、等の注文も。

 井手さんの発表は、経営におけるリーダー、フォロワーのあり方を、理念とビジョンの視点から、事例考察をふまえ明快に提示。
 わかりやすい論理は魅力的、両者の循環関係にも注目を、との指摘あり。
 本づくりに向けて幾つか注文も。
 各論理は何処からどのように紡ぎ出されたのか、発表者の独自性は何か。ドラッカーの理論にみる光と影をどう見るか等。

 堀さんの発表は、サミュエル・スマイルズ『西国立志編』(『自助論』)の勤勉思想が、明治期日本の民衆に与えた大きな影響の歴史的・思想的背景を分析した労作。
 欧米プロテスタントの精神、上杉鷹山・二宮尊徳・渋沢栄一に至る明治期日本の気質。
 両者の共通性は何故か。スミスと渋沢との共通性、資本主義生成期にみる小経営・市場論との比較視点も。

 片山さんの発表は、島内高太[2020.3]『企業内訓練校の教育システム』を企業内技術者の視点から考察する労作。
 書評、読書ノート、書評論文の比較。日本的制度としての光と影。
 ICT化の下での機械と現場技能の関係。職工教育から企業内学校に至る歴史的経緯。
 鉄鋼短大にみる企業派遣生教育の意義と限界、産業技術短期大学への衣替え等、貴重な指摘も。

 熊坂さんの発表は、数十年に及ぶ地場産業・地域政策研究を、循環型・分散型を軸に持続可能な地域づくりの視点から体系的に捉え直した逸品。
 孫たちに何を伝えるのか、地域とは何か。6次産業化にみる連携力とは、掛け算(6=1×2×3)の意味は何か、ネットワークとは何か。
 交差型から統合型への産業地域政策転換の図式にはもう一工夫を!等の指摘も。

 濱さんの発表は、四半世紀を超えるごみ行政体験、その後の研究で深め体系化したライフワークともいえる渾身の作品。
 住民の変容と発達、行政の変容、第3者の役割、取り残される弱者への配慮。
 「合意形成への合意」は、ケアと介護の場でも貴重との指摘。志の出会いとネットワーク、部品メーカーと統合メーカー、専門性と全面性をめぐって熱い議論も。

【以上転送】
ご報告:第32回働学研(2022.04.23)

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